FREDDY

リアル鬼ごっこ2のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

リアル鬼ごっこ2(2010年製作の映画)
1.7

このレビューはネタバレを含みます

山田悠介による同名小説を柴田一成監督が実写映画化したサバイバル・ホラー『リアル鬼ごっこ』シリーズの第2作である本作は、全国で最も多い苗字である佐藤姓の人物がターゲットとなり、鬼に捕まると抹殺されるという残虐なゲーム「リアル鬼ごっこ」に勝利し無事に生き残るも、またしてもパラレルワールドでゲームが開始されたことで"リアル鬼ごっこ"の提案者でパラレルワールドの独裁者でもある将軍に対するレジスタンス運動を行っていた佐藤翼が、自らが囮となり鬼を引き付けていたところ突然3匹の鬼とともに現実世界に戻ってきてしまったことで、パラレルワールドではレジスタンスの仲間同士だった、現実世界とパラレルワールドを行き来できる特殊能力を持つ妹の愛や幼馴染の洋、看護師の美沙らと行動をともにしながら二つの平行世界で生き残りをかけた戦いに身を投じていく様が描かれた作品となっているのだが、石田卓也をはじめ、三浦翔平や渡辺奈緒子、滝藤賢一などといったキャスト陣は惹かれるものがありましたし、とにかく"走る"ことをメインとした内容なのでキャスト陣の頑張りは伝わってくる。ただ、やはり原作とはかけ離れた内容が映し出されるので原作ファンや予備知識がある人からすれば違和感でしかないでしょうし、"これじゃない感"が満載。二つの平行世界を交えながら展開される物語もこれといって面白いと思わされるようなものもないですし、そもそもの話、現実世界に飛ばされた鬼が3匹だけという何とも緊張感のない展開にはただただ残念の一言。中盤でとある謎が解明されるがそこに至る前にすでに飽きてしまっていたので説明がくどく感じてしまい睡魔にも襲われてしまいましたし、もはや終盤に関しては首を傾げるばかりでしたね。パラレルワールドという策に溺れた印象。
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