ぽち

Coo 遠い海から来たクーのぽちのレビュー・感想・評価

Coo 遠い海から来たクー(1993年製作の映画)
3.2
生前世間をかなりにぎわせた景山の原作なので、彼の生き様のように破天荒でSFとしては突っ込み所満載ではあるが、ジュブナイル的な冒険活劇として楽しめる作品。

キャラデザインの昭和臭がすごく、さすがに今観ると恥ずかしいが懐かしさもある。

演出が平凡と言うかツボを外しているのが残念。
一番の見せ所のプレシオサウルス群れが現れる所など、水面が膨らみ現れた長い首を下からのあおりで巨大感を見せて欲しかった。

主役子供とヒロイン声優に素人を使ったのは大失敗。特に子供の声はキャラにまったく合っていないのと、かつぜつの悪さ演技力の無さで悲惨。

原作者が新興宗教にはまったとか、ドラえもんのパクリとかいろいろ問題があり現在は絶版状態のようだ。

「なんで家の目の前にある海にクーを逃がさずに、戦おうとする?」とかつっ込まずに、素直に観ると楽しめる作品。

余談。
ジュリアン・レノンが作曲、歌をこなした挿入歌だが・・・・・・才能は遺伝しないってのは分かった。

エンディング曲のユーミンに全部持っていかれたのは笑える。
「ずっとそばに」は名曲。
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