思ったより奥が深い…もっとコメディ要素が強いと思ってたのに。
人の心が読めるなんて能力は、読む方も読まれる方も不幸になるだけで、…でもそれを超えるものがある。
最後の行動のきっかけは弱かった気がするけど、それまでが良かった。
心を読まれることで気持ちを伝えられるようになったり、何も考えられなくなったり。
人の心が読めるからこそ、読めないとどうしていいかわからなくなったり。妹と弟は、気持ちに正直になれなくなったり。
このテイストで話が進んだのは、大富豪の設定だからかな。誰も能力を悪用せず、まわりにも悪い人はいない…
あと、エンディングも好き。
あなたはネギ、わたしはニンジン。あなたは靴、わたしは化粧品。