このレビューはネタバレを含みます
公開時から見ようとは思っていたけれどタイミングを逃し、またそこまで期待はしていなかった映画
前半は邦題にもなっている第三の男、ハイドリヒの話、後半はハイドリヒ(または高官の)暗殺部隊の話
そのためかハイドリヒの冷血具合はあまり深く描かれていなくて、どちらかといえば後半の方にいろんなことを考えた
あんなに人を容赦なく殺害するのに、自分たちの上層部が殺害されたら関係の有無に関わらずさらに多くの人を殺害するのナチスの姿を見て、この暗殺が成功だったのかを考えた 何をしても暴走してしまった人たちにブレーキをかけることはかなり難しいということ
人はどこまでも冷酷になれるということ(子供に親の拷問を見せながら、告発を迫る人の方がもっと冷酷に見えた)
人が人で無くなってしまう状況、こんな時だからこそより、そのリミッターが外れる状況というのは案外容易く訪れるのかもしれないと思った
そうあと、みんなが英語を話していた(ように思った)から、少し戸惑う部分があった