ナチス第三の男の作品情報・感想・評価・動画配信

「ナチス第三の男」に投稿された感想・評価

 ある意味ヒトラーよりも恐ろしい男、ラインハルト・ハイドリヒの半生を描くドラマ……だったのは前半。後半は、彼を暗殺するために集まったレジスタンスの姿を描く。
 この、中途半端な二部構成的な内容だったため、焦点がぼやけてしまった感がある。後半の展開は『ハイドリヒを撃て!』でお腹いっぱいになっていたので、ごく普通の男だったハイドリヒが、最終的になぜあんなに冷酷な存在になったのかを、もっと詳しく掘り下げてほしかった。というか、そういう映画だと思っていた。
 また、セリフが英語なのも……。
チェコ映画「ハイドリヒを撃て」と同内容で、世界的ヒットとなった小説「HHhH」の映像化。
淡々と史実を描いて目新しい部分は無いけれど、ポイントは何がハイドリヒを押し上げたのか、ここまでの狂気に走らせたのは何なのか。 
そこでクローズアップされるのがハイドリヒをナチ党に入党させた妻リナの存在。
第一次世界大戦敗戦はドイツ国民にしてみれば屈辱以外の何物でも無かったけれど、貴族階級出のリナにとってはその辺半端なかった。
だからヒトラー登場とナチ台頭はプライド復活の拠り所となり希望となったのは必然の事。
いわば"内助の功"だけどもハイドリヒを支えた原資は彼女のプライドだったかも知れないし、実の処は彼女自身が権力志向で野心ありありだったとも想像してしまいます。
Totoire

Totoireの感想・評価

2.9
前半はハイドリヒの話。後半はハイドヒリ暗殺を試みたチェコ側レジスタンスの者たちの話。映画作品としては話に中途半端感が漂ってたのと、ハイドリヒメインの話というより焦点が定まっていなかった感。よかったけど勿体なかった。
Galsworthy

Galsworthyの感想・評価

3.4
みんな自由を求めて必死に頑張ってだんだなー。戦争はやっぱりむごいな。
久々にこんな典型的なナチ映画を見た。権力と女が出てきて悪役感際立てる系のやつ。一周回って面白かったけど、これ主人公ハイドリヒじゃないでしょ。どっちかというとチェコ人じゃない?

何が描きたかった?というか、どっちを描きたかった?どっちも面白いエピソードなんだから、どっちかをしっかり描こうよ。これは2つに分けてじっくり描いた方が絶対面白かったって。

ハイドリヒパートとチェコ人パートがあって、もうちょっとうまいこと混ぜてくれたらこんなに物語2個感やハイドリヒ空気感出なかったと思う。

てかハイドリヒパート端折り多かったよね?チェコ人の物語を描きたくて、そのためにはハイドリヒってこんなに悪い奴なんだぜって説明しておいて、ラストの悲しさを倍増させる…みたいなことかしら。

挫折を味わった後入隊→出世って人は高官にまで至る人は稀とはいえナチに多いけど、ハイドリヒみたいに奥さんが引っ張り込んだのは初めて聞いたからもっと知りたかった。
※調べたらそんな事実も特に見つからなかったから、さすがTHE ナチ映画だなと思ったけれど。

私はハイドリヒのことを知りたくてこの映画を見たのに、チェコ人の物語見せられて騙された気分だよ。それを見るぞって気持ちで見たかった。

調べたら、この一連は「エンスラポイド作戦」と言われるもの。これを描くためにハイドリヒのことを説明したって感じか。

悲しくも心を動かされるエピソードを知れて良かった分の星をつけておく。120分弱とは思えない長〜い映画を見た私の努力の星0.5を添えて。
映画の内容ほぼレジスタンス側描いてるし、ポスターもタイトルもこれじゃなくて良かったんじゃない?

ナチスの凄惨さは忘れてはいけないし、知っておかないとあかんなーって思った。冷酷無比な徹底したナチスの「浄化」作戦はほんましんどい。

ハイドリヒ暗殺を両方の視点から描くのはおもろい構成。

全然知らなかった内容だし、感情移入できた、結構好きな作品。
なんでこんなレビュー低いんだろ?
mh

mhの感想・評価

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ハイドリヒの半生記からエンスラポイド作戦の決着まで。
序盤40分でハイドリヒのサクセスストーリーを済ませる構成。
・レームからSSをバカにされたあとに長いナイフの夜。
・バルバロッサ作戦中の国防軍の将軍からやるならあとからやってくれといわれるアインザッツグルッペンが行う民族浄化。
・ユダヤ人問題の最終的解決を取り決めたヴァンセー会議はハイドリヒがまとめた。
それぞれ映画一本になってるような事柄を、ろくな説明もせずにすっ飛ばしていく。
「長いナイフの夜」なり、「アインザッツグルッペン(字幕では特別行動隊)」なりのワードが字幕化されてないので、ググるのにもひと苦労するという不親切設計。
ナチスドイツ関連の映画をけっこう見てるひとにとっては、時系列を整理するのにうってつけだけど、普通のひとにはけっこう厳しい。
中盤からラストにかけてのエンスラポイド作戦についても、この映画の1年前に公開された「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」で詳しくやっているため、そのダイジェストみたいになってしまって少し残念。
とはいえ、ハイドリヒがヒトラーを除くナチの悪党ナンバーワンだったことは十分伝わると思う。そのあたりはほかの映画ではできてないので、やっぱりこの映画にも意味がある。
顔が似ている優先で配役しているのとか、恋人の影響でナチ党にはいったのとかも面白かった。
チェコ兵士が出身した村の住民を虐殺する絵が強烈。
ラストに出会いのシーンを持ってくるのはうまいよね。
関連作は「謀議」「地獄に墜ちた勇者ども」時系列は違うけど「炎628」あたり。
なんだかんだで面白かったです。
せん

せんの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

アマプラのあらすじだと、なぜハイドリヒが恐ろしい人物となり暗殺されたのか?とあるのでハイドリヒに焦点を当てた作品だと思ったんですが、他の方もおっしゃるように途中からレジスタンス視点の映画に切り替わります。
ハイドリヒという人物について掘り下げられた映画を期待していたので肩透かしをくらったような気分になりました。ハイドリヒのパートはサクサク進んで、ハイドリヒは終始何考えてるのかよくわかりません。
あらすじの書き方とかポスターとかもっと他にあったんじゃないかなぁ。というか、これならハイドリヒかレジスタンスかどちらかに絞った方が良かったんじゃないかと思いました。

レジスタンスのパートはあっさりしたハイドリヒパートより見応えがあったように感じます。
大聖堂に潜り込んで全部終わったらアメリカに…とか将来の話をしだすのが絵に描いたような特大フラグで印象に残りました。状況の割に言うことが楽観的な感じがしてちょっとわざとらしく感じてしまったかな…
あと「従弟」の男の子はあの後どうなったんだろう。目の前でお母さん(?)が死ぬわ拷問に巻き込まれるわでひたすらに可哀想でした。生きてて欲しいな…
ume0214

ume0214の感想・評価

3.0
アマゾンプライムで視聴。

ヒムラーに次ぐ親衛隊のNo.2ともも言えるべきラインハルト・ハイドリヒの半生を描いた作品。
かと思ったら大半以上はレジスタンス側の人間味あふれる描写。
対してラインハルト・ハイドリヒの方はどういう人物かサラッとなぞった程度。
面白かったけど全くの期待外れ。
林さん

林さんの感想・評価

3.1
ラインハルトの生涯が見れると思ったら途中からレジスタンス側になって残念。
というかラインハルト後半空気やし…

しかも相変わらずイギリスに利用されてるし。

チェンバレンのせいで工業地帯をドイツに取られたたの忘れたのか?って思ってしまう。

そしてナチスの幹部を殺したらどの様な報復がおきるのかもわかっていない。

個人的には祖国人を守るためなら戦争に負けた以上は時が来るまでは待つべきでしょ。

レジスタンスの最後も妥当な気がする。
あくまでちゃんとした同盟国軍が近くに来るまでは潜伏しておくべきだけど思う。

同盟国じゃないとポーランドみたいにソ連に見殺しにされるしね。


見た後に知ったけど。
原作があるみたいだからそのせいかな。

この映画の良いところはヒムラーのでれ具合とリタ婦人の年の取り方だと思う。
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