namibia23

シティ・オブ・ゴッドのnamibia23のレビュー・感想・評価

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)
3.9
初のブラジル映画。これが一方的な復讐劇だったら辟易としたかもしれないが、内容は重いのに、ラテンな音楽と絶妙なカメラワーク、客観的な語りでぐいぐい観れた。
それなのに随所に各シーンの主人公に垣間見える優しさ、あどけなさ、揺れる心情がちらついて、命が入った砂袋をどすん、と目の前に落とされたような感覚になった。
余談だが昔、ペルーのフォークロアライブに行った時、臓器売買が横行している土地なのにその苦しさやるせなさを歌う音が歌詞と全く合わずひどく陽気だったのを何故か思い出した。個人的に、かなりおすすめの作品。
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