これも1見ずにいっちゃんたんですが、なんとかなった。
まあ家族の概略をだいたい頭に詰め込めばなんとか。
すごいヒットしてて3も確定らしいですが、なるほど良い纏めというかストーリー運び。基本的にファンタジーだし幸せな世界で何も裏切らない展開が受けてる理由とは思いますが、いくつか他より優れた部分ありました。
まず、絵。
なんとなくグランドブタペストホテルを思い出させた。ピンクの色や本に入り込む感じ。あと修道院のシーンも結構似た印象。
ダイブ前の作品なんで違っているかもですが。
あの綺麗な作りこみはそれだけで幸せ。細かい部分もホント良くできてるんですよね。カラーバランスも最高。相当こだわってると思う。
そして設定。
あまり大げさに描かなかったと思うけど、なんというかこうゆう幸せファンタジーの欠点ってご都合主義なんですよね。王道展開って言えばそうだけど、あっさい悪い人を説き伏せてしまえたり、なんだかんだで受け入れられたり。なんとなくしらけもしてしまう展開が、今回はうまく示せてる。
ようするにパディントンは現実にファンタジーを持ち込める存在なのかなぁと。思わせるしかけ。
パディントンが居なくなった町が元の白けた現実世界に魔法が切れてもどっていくが、パディントンが現れた刑務所は徐々に魔法に侵されて、幸せの連鎖に移行していくんだなぁ。ここもっとあからさまに描くとちょっとしたホラーになりそうｗ良いバランスです。
最後にヒューグラント。今回は本当に頑張ってた。
変わる顔つき、一人でしゃべりまくるシーン。最後はダンスまで！
あんだけやられるともうほめるしかないですよ。
実はどうしても字幕に時間があわず、吹き替えでみたんですがここだけは字幕がよかったなぁ。。。斎藤工もわるくはないんですけどね。。。。
割と全体的に今回は下手というほどの人はいなくて吹き替え成功してるとおもうのですが、それでもあの一人で性格分裂したようなシーンは難しすぎるでしょう。字幕でみたかったです。
