夜行性の子ブタ

ジョン・ウィック:チャプター2の夜行性の子ブタのレビュー・感想・評価

4.3
"愛車と仔犬を奪われた男の復讐劇第2弾"

〜あらすじ〜
前作から5日後。かつて誓印を交わしたイタリアン・マフィアのサンティーノ・ダントニオから暗殺の依頼を受けるがそれを断り…

前作はロシアン・マフィア、そして今回はイタリアン・マフィアがジョン・ウィックの相手。
2作目という事で登場人物もパワーアップしています。
リッカルド・スカマルチョ演じるイタリアン・マフィア:サンティーノ・ダントニオ

クラウディア・ジェリー二演じるサンティーノ・ダントニオの姉:ジアナ・ダントニオ

コモン演じるジアナ・ダントニオのボディガード兼暗殺者:カシアン

ローレンス・フィッシュバーン演じる地下犯罪情報組織の王:バワリー・キング
他にも魅力的なキャラクターが登場しますし、前作から引き続き登場するキャラクターも居ますのでお楽しみに。

前作のレビューで裏社会には掟があり、コンチネンタル・ホテル内での殺しをしてはならないとお伝えしましたが、今作品では誓印という新たな掟が登場します。
この誓印というのが厄介な代物で契約者は誓印の持ち主の依頼を一度だけ受けなければならないという絶対的な義務があり拒否したり持ち主を殺めた場合は規約違反となるのです。
この誓印が物語のキーとなっています。

アクションに関しては、前作同様キレッキレですがガン・フーが減ったかなという印象を持ちました。
その分、ナイフを駆使した接近戦・肉弾戦がパワーアップしていて見応え十分ですのでご安心下さい。
お気に入りのシーンとしましては、コンチネンタル・ホテルで暗殺準備の為、武器の調達やスーツを仕立てるのですがそのシーンがまぁお洒落なんです。
ソムリエ・テイスティング・デザート等の言葉が出て来ますが全て武器を調達する時に使用される言葉なのです。
今からお食事?と思ってしまう程お洒落で淡々と進んでいくので今作品Best1に選ばせて頂きました。

この他にも胸熱なシーンで溢れていますので、前作でどハマりした人は安心してジョン・ウィック:チャプター2をお楽しみ下さい。

p.s.前作で伝説的に語り継がれていた、ジョン・ウィックのあの殺しが観られますよ。

次回…ジョン・ウィック:パラベラム