とり

コアラのいたずらキッチンのとりのレビュー・感想・評価

コアラのいたずらキッチン(2005年製作の映画)
3.6
愛くるしいコアラと金髪巻き毛の少年。
もう全編から微笑ましい雰囲気が漂ってそうなイメージしかないじゃないですか。
確かにコアラも出てたし巻き毛の天使のような子も出てましたよ。でも思ってたより大人っぽい作品というか、むしろ少年の父(やもめ)と若い女性のロマンスがメインだったような。
コアラの存在価値がなくてちょっと悲しかった。
鑑賞最大のお目当てであるコアラ。序盤の舞台はオーストラリア。本当に現地でロケしたんでしょうか、もしかしたら動物園?木にしがみつくもふもふコアラのショットが何度か。かわいーーーー。
間違いなくホンモノのコアラちゃんでした。
その後すぐに父の住むドイツに移住してからは、コアラの様子がおかしい…。
食べ物に困って体調を崩すんですが、その、なんていうか、明らかにぬいぐるみなんですね(^^;
もとがぬいぐるみみたいな生物なので見た目自体はそれほど違和感がないんですが、やっぱり動きに無理がありすぎ。
ふたむかし前のアニマトロニクスって感じのぎこちない動きで、有り得ないコアラを観ることができます。
食べ物の好みがうるさくてやさぐれるコアラとか最高(笑)
ストーリーはありがちだけど登場人物がみんないい人で爽やかさ全開。父の経営するレストランのスタッフたちもけっこういい味を出しています。
子供向け映画って簡単で見たまんま裏設定とかなくていいですね。見ていて心地良かったです。
隠して連れてきたコアラが見つかるシーンでは案外みんな驚いてなかったのが違和感残りましたが。
カントリー調の音楽もなかなかでした。
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