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フッド:ザ・ビギニングのShinMakitaのレビュー・感想・評価

フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)
1.7
中世のイングランド。教会が絶対的権力を握るノッティンガム州で領地を持つ貴族ロクスリー卿のロビンは、ある日平民の娘マリアンと恋に落ちた。しかし直ぐに十字軍に徴兵され、遠い地でアラビア軍と戦うことになる。数年後、やっとのことでイングランドに戻ったロビンは、領地を戦争税の目的で徴収されてしまったことを知る。しかもマリアンは、別の男と結婚してしまっていた。さらに平民たちは悪辣な州長官に過度な税を徴収され、貧しい生活を余儀なくされている。ノッティンガムの悲惨な状況に絶望するロビンだったが、そこにアラビア兵の残党ジョンが現れる。イングランドへの復讐心を燃やすジョンと、州長官の圧政をぶっ潰したいと願うロビンの目的は一致。2人は盗賊として教会や関所に設けられた徴収所から金品を強奪していくのだが…

「フッド・ザ・ビギニング」。

以下、フッド・ザ・ネタバレニング。

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ロビンフッド映画はもう無数にあるので、比較のしようが無いんだけど…「ロビンとマリアン」、ケビン・コスナー版「ロビン・フッド」、ラッセル・クロウ版「ロビン・フッド」の3つは誰でも知っているところでしょうか。本作は、テイストとしてはコスナー版が一番近いかな。マリアンとの恋愛&悪代官と戦うアクションのみ、というシンプルストーリーですから。しかし、やはり時代が違いますね。アクションに於いては、素晴らしく現代的にアレンジされています。とにかく弓戦描写のフレッシュさ!矢が飛び交っているのに、まるで銃弾が飛び交っているかのよう…矢の連射、壁へのインパクトなど、銃撃戦っぽいんですよ。弓を使った近接戦闘など、見たことないアクションが頻発。中世版ジョン・ウィックですよね。衣装や鉱山セットも時代劇っぽくなくて、ディストピアSFみたいなんですよ。タロンくんの生意気ながらも熱いヒーローぶりはキングスマン同様で楽しいし、ジェイミー・フォックスも「ジャンゴ」のようなギラギラした魅力を放ってましたね。とりあえず、鑑賞料金分は楽しめる活劇でした。
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