あー

彷徨える河のあーのレビュー・感想・評価

彷徨える河(2015年製作の映画)
4.4
モノクロのジャングルが
堪らなく美しすぎる。

ジャングルの"熱"を感じずに、
スーッと心の中に入ってくる。

幻の聖なる植物ヤクルナを求める
異なる時代の2人の学者。
1人は重病に侵されたドイツ人の民族学者。
もう1人はその学者が残した手記を
元に訪ねてきたアメリカ人の植物学者。

彼らが出会った、孤独に生きる
シャーマンのカラマカテ。

若きカラマカテと老いたカラマカテ。
老いたカラマカテは昔の記憶を
無くしている。

彼らの旅を交互に魅せていく所も
堪らなく好きだ。

途中でノエのクライマックス!?な
狂喜乱舞シーンも登場!!
カラマカテが何か入れた飲み物で
狂喜乱舞開催ヨ!!
観たタイミング良かったな。
映画の神様、ありがとう。

ジャングルの規律を守り続ける
カラマカテ。規律を守るなら、
ヤクルナ探しを手伝うと
ドイツ人学者に告げる。
自然に感謝し、その声を聴く為に
規律を守る。って、今では難しい事
なのかな。と思わずにはいられない。

全てに答えのある映画ではないが、
答えは自分の中にある映画なのかも。
あー

あー