このレビューはネタバレを含みます
改めて感じられる「奇跡」
単純すぎず複雑すぎない時系列の並べ方が素晴らしく、サリーの回想も含まれており本人の苦悩や葛藤も重なって伝わってきた。この構成によってラストのカタルシスも個人的めちゃ感じられた。
称賛している人々やメディア、疑念を抱く運輸安全委員会とが映画のなかで交互にでてくるのはサリーの視点としてかなりリアリティを感じた。
フラッシュバックのようなシーンからは、パイロット本人でないと分からないような責任感、事故が起こった後もずっと続く恐怖感が感じられた。
パイロットという仕事の凄さを知れたし、改めてサリーと携わった人々の力によって成された「奇跡」だったと実感できる。
IMAX用65mmカメラによる映像の質感が映画に合っててかなり見応え感じた。