理か

ハドソン川の奇跡の理かのネタバレレビュー・内容・結末

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

助かって良かった


2009年1月、NY。

鳥の大群であんなに簡単にエンジンが壊れて
しまうなら、その予防手段に必死に取り組む
必要があるのでは、と感じた。
機長と副機長の冷静沈着な判断によって、
機体トラブルの為、ハドソン川に不時着しつつも
乗客乗員155名全員の命が助かった、という
タイトル通り奇跡のような実話、を元にした
作品。

初めは、全員助けて英雄だー、と持て囃しつつ
時間が経てば、
最寄りの飛行場の滑走路に着陸できた筈だ、
1月の冷たい川に着水して落ちて溺れたり、
寒さ冷たさによる低体温症で命の危険があったり、
命のことを考えなかったのか、と。
手のひら返しのように叩いて来て、
事故調査委員会とかで、調べていくとか。
コンピューターによるシュミレーションでは
最初二つの飛行場に着陸成功。
ここで機長たちが物申す。
検討タイム35秒いる。その時間をプラスして、
再度シュミレーション、
二つとも、着陸不可能やぶつかって失敗。
いかに瞬時の判断が素晴らしく、
技能面も申し分なかったか。

機長が脱出誘導の指揮を執り、最後の一人が
機内に残っていないかとしつこく点検して
最後に機体を離れる姿には尊敬するばかり。

また、沿岸警備隊やさまざまな機関が、
時間ロスを無くし急いで、
船やヘリコプターで駆けつける様子も感動。
連絡入って24分で全員救助❗️素晴らしい❗️

ただ、乗客の身になって考えると、普通に、
目的地に着いて当たり前であり、
つくづく飛行機には乗りたくないな、と。
しかし、本事件の9年前、恐ろしい出来事が
起こり、あの際の乗客乗員の気持ちや
ビルで働いていた人々や救助の人々を考えると
尊い命がなんてもったいないことかとも。
改めて考えさせられた。

トム•ハンクスさん、エンドロールに出て来られた機長ご本人によく似てられて安心の名演技。
理か

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