208秒の奇跡、155名の生命。
実話の飛行機事故の話。
通称「ハドソン川の奇跡」
ハドソン川への着水に対して
①全員生還の結果を以て「英雄」とする民衆
②もっとリスクの少ない方法があったのでは?と追及する専門家
プロフェッショナルとしての誇り。
副操縦士との信頼関係や家族の愛情。
面白かったです!
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リーマンショック後、暗いニュースばかりの世界に「英雄」や「希望」を求めている人が大勢いたーーー。
事故自体は、暗いニュースの部類なのに、飛行機の不時着水で全員生還させた機長が、「英雄」の対象に。
やはりプロフェッショナルは素晴らしい。
ただただ尊敬の念が尽きない。
鳥の群れとの衝突でエンジン破損から
ハドソン川へ着水するまで208秒。
「本当に着水するしかなかったのか?」
着水は最も危険な選択。シミュレーション上は、各空港に着陸できたはずーー?
初めから「事故」を想定して行うシミュレーションと、本当にその場に晒された人間の「決断」を要する結果が同じなはずがないのだ。
機長の苦悩。
「こんなに注目されるのは嫌だ」
機長の家族の言葉
「あなたも155人の内の1人だった」
副操縦士との信頼関係。
「あの状況であの冷静な対応は誇り」
そして機長の、関係者全員への感謝。
この事故の奇跡が与えた経済への影響。
実話であること、映画の作り、
そしてプロフェッショナルの誇り。
とても好きな映画のひとつになりました。