アメリカ旅客機のハドソン川への不時着で奇跡の生還を遂げたときの実話を描いた物語。
ヒーローと言われる一方で、保険会社や航空会社のメンツを保ちたいという理由で調査委員会から執拗に当時の質問を受ける。コンピューターのシュミレーションでは着陸に成功したなどの言いがかりをつけられて容疑者扱いをされる彼の姿は見ていて辛かった。しかし当時の音声を聞いた後の周囲の態度の変わりっぷりは爽快でしかない。
キャストとして当時の乗客を何人か使っていたという事実を知ったときは感慨深かった。またエアバスはクリントイーストウッド監督自らが購入していたとのことで、今作に対する本気度が伝わってきた。