けすんさんの映画レビュー・感想・評価

けすん

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万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

今更ながらに鑑賞。

家族とは何なのか。それを深く考えさせられる一作でした。

一つ屋根の下で暮らす人々が、他人ではありながら家族のように振る舞う。
どこか奇妙で、でも見入ってしまう。
ストーリーが進
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

自由を求めた少年の行く末は。

母子家庭で、兄に服従せざるを得ない環境で育ったスティービー。
スケボーに出会い、そこで知り合う仲間たちとのアブノーマルなストーリーの数々。

見ていてスッキリする作品で
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

「家族の愛」をテーマとし、1人の夢を追いかける女の子の葛藤を描いた物語。

聾者の家庭で生まれたからこそ、家族をサポートしていかなければいけない。その一方で歌手になる夢を追いかけたい。
1視聴者として
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.7

キーラナイトレイが出演していることから視聴を決意。

18世紀末のイギリスが舞台となっており、貧乏と貴族の対比が特徴的なロマンス映画となっている。

物語は特定の人物に焦点を当てるのでは無く、5人の姉
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.5

バイオレンスとはまさにこのこと。非情で残忍な犯罪を数々を冒頭で見ることになる。なかには見ていて気分が悪く人も多々いるはず。

物語は大きく分けて
【ドルーグ→更生した少年→ドルーグ】
このような流れに
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ミスト(2007年製作の映画)

3.6

ショーシャンクの空にでメガホンを取った監督の作品ということで鑑賞。

あらすじも全く知らず、あまり期待せずに見たものの終始息を飲む展開に驚かされた。

本作ではミスト(霧)の中にいるバケモノにフォーカ
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.2

ストーリー性が全く無かった。
爽快感も特に無く、単調に物語が進んでいく。

クライマックスにかけて盛り上がるのかと思いきや別にそんなこともなかった。
ウィルスミスがひたすら1人で戦い、ボロボロになって
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.6

 西野亮廣の絵本が映画化されると話題だったので観に行くことに。
 序盤はポップで可愛さ全開といった感じでキャラクターが踊り出したり、この辺りは正直つまらなかった。しかし中盤〜後半にかけて話はどんどんと
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.5

豪華俳優陣の作品ということで鑑賞。
死、時間、愛という三つの要素を人間として具現化するという発想が面白かった。それぞれのパートナーが対の関係になっていたポイントも良かった。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.8

爆発、死、爆発、死
イカれた世界でイカれた奴らが車上で戦うデスゲーム。脳死で楽しめます。

許されざる者(1992年製作の映画)

3.8

イーストウッドがこの作品の主人公のマニーと同じ年齢になるまで制作するのに期間を置いたという話に本気度が伝わってくる。

マニーは言ってしまえば人殺しの悪人なのだが、そこに美学を感じた。撃った相手に水を
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

憧れがいきすぎると支配欲に変わってしまうという怖さを感じた(今時でいうストーキングのようなもの)。しかし生放送ジャックでコメディアンとして舞台に立ったときの彼はカッコいいとすら感じた。どれだけ悪人でも>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

心優しい人間が誰よりも人を殺したという事実。戦争では敵を殺すことが善であるということに無慈悲さを感じた。特にまだ幼い子供を殺すシーンは胸が痛くなった。仲間を守るためだと分かっていても、殺したことで罪悪>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.9

アメリカ旅客機のハドソン川への不時着で奇跡の生還を遂げたときの実話を描いた物語。

ヒーローと言われる一方で、保険会社や航空会社のメンツを保ちたいという理由で調査委員会から執拗に当時の質問を受ける。コ
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.8

あらすじなど一切見ずに鑑賞したため、白鳥と黒鳥の二役を1人で演じるバレリーナの成長の物語と思っていたがそうではなかった。この作品がサスペンスやサイコスリラー映画という括りに入る理由が鑑賞後によくわかっ>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

映像がとにかく美しかった。ジャケットの写真にもなっている水の中で抱き合うシーンは特に印象的。性的描写ではあっても、いやらしさが一切なくてまさに純愛というものを感じることができた。

しかし半魚人が非常
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

黒人やLGBT等の差別は今現在も起こっているという事実。この映画の設定の時代から現在までかなりの年月が経っているのにも関わらず、未だに解決できていない事を考えると胸が痛くなる。

物語は差別という題材
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.1

ラスト五分のどんでん返し。自分の想像の斜め上をいく衝撃の結末はゾクゾクした。サスペンス好きの人はこれを見ないとそれを語る資格はないと思えるほどの過去の名作だと感じた。

カイザーソゼという神秘のベール
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

圧巻の一言。DCの映画は酷評が目立っているイメージだったが、この作品はレベルが違う。圧倒的映像美。爆破のシーンはCGを使わずにノーカットとのことで、迫力が凄まじい。また正義のヒーローとは言い難いダーク>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

4.1

聴覚障害の家族を持つポーラが、様々な壁に阻まれながら自分の夢を追いかける物語。フランス音楽をほとんど聞いたことのなかった自分にとって新鮮で、また魅力に気付かされるきっかけとなる作品となった。

物語は
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.9

エイズという手の施しようのないとされる病気に真っ向から立ち向かった男の物語。初めは信じたくないというスタンスだったが、受け入れてからはあらゆる手段を使ってでも延命をするために奔走する。

病気の類でお
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

例えボケて自分を忘れてしまったとしても、ずっとアリーのそばに居ると言い切っていた老人のノアは本当にカッコ良かった。理想の夫婦像であり、強い愛が感じられた瞬間だった。

裕福な人と貧しい人が付き合っては
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.0

全体を通してどんよりとした空気感が漂っている。少し重ためなストーリー展開なため、しんどくなってしまう人もいるかも。この作品は重厚なミステリードラマと言われるだけあって、怪しげな人物が幾度となく登場する>>続きを読む

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.2

廃れた街で売れ行きの良くないスーパーで働くギルバートとその家族の再生を描いた物語。ディカプリオとジョニーデップの共演ということで前々から気になっていた作品だったが、想像以上だった。

ギルバートは憔悴
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.9

世間や自分の私生活に不満を抱えるタクシードライバーのトラヴィスが、アイリスとの出会いをきっかけに塞ぎ込んでいた狂気の部分をどんどんとさらけ出していく。

この作品ではトラヴィスの異常な性格が印象に残っ
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

3.8

レストラン内では登場人物ごとにストーリーがあり、それが少しずつ交錯していくといった感じ。ギャングの存在もあり常に緊迫感があった。

食をテーマとした作品ということもあり、美味しそうなイタリアンの豪華な
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

誰もが体験してみたいと思ったことがあるであろうタイムトラベルに関するラブコメディ。このジャンルはあまり見たことがなかったが、この作品をきっかけに他のラブコメにも手を出そうと思えた。

物語は基本明るい
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

「どんでん返し」これに尽きる映画だと思う。衝撃の真実を知った時、口がポカーンとなってしまった。伏線として描かれていた回想シーンをもう一度流す事でネタバラシのようになっており、疑問に思っていたことの辻褄>>続きを読む

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.1

脱獄したブッチがフィリップを誘拐して警察から逃げ回る話なのだが、そんな中で2人の間に友情や愛情が生まれていく。ブッチは犯罪者であり決して善人とは言えないのだが、彼からは父親のような温かみを感じた。>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.8

内容を一回で理解するのは相当苦労すると思う。登場人物が多いし、序盤から登場していない人物名やプロジェクトについてなど頭がこんがらがった。自分は二回見てやっとある程度話がわかった。見る回数を増やしていく>>続きを読む

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

4.0

今世界で問題となっている人種差別を取り扱った映画。ラグビーを通じて人種差別を本気で無くそうと夢に見た南アフリカ大統領の物語。今の時代だからこそ、自分の好きな映画という娯楽を通してこの問題に本気で向き合>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

胸糞が悪い鬱映画というレビューを目にしたが自分は全くそう思わなかった。マギーはフランキーに出会えたことで自分の本当にやりたかったことに熱中できた。結果はどうであれかけがえのない人に出会えて彼女は本望だ>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

ジャックニコルソンの悪役のハマりっぷりが凄い。直接手を下すシーンは無かったが、話し方と振る舞いだけであそこまでカリスマ性を出せるのは天性のものだと思う。

ディカプリオとマットデイモンが対峙する時間は
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.9

過去は変えられると信じ、デイジーをずっと愛し続けたが故に思い通りに行かない現実に対する葛藤。ディカプリオの名演技は今作でも光っていた。

華麗なるというタイトル通り作品を通して富裕層の登場が多く、派手
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.3

最高に馬鹿で自由奔放な4人組が、インチキポーカーで負けてしまったエディのために借金返済のために命をかけて薬を盗む話。

終盤になって別々のストーリーが一つに収束していくのが見ていて最高に面白かった(パ
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.0

汚い言葉の応酬だった。
正直見ていて不快感しかなかった。

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