ストップモーション・アニメは、思っていたより幅がある。
これはその極北と言えそうな作品。
パッと見ほぼ実写で、人形用に空港やホテルが無駄と思えるほどリアルに再現されていて、セックス・シーンまである。
精神を病んだ主人公が感じる世界を表現するために莫大な手間のかかる手段を選んだのだとしたら、監督も病んでいる。
かけた手間が効果的だったとは言えないと思うけど。
顔が外れるのは『ゼイリブ』みたいなSFだからか?と期待したが…。というか、そうしてくれれば面白くなったかも。
あと、桃太郎の唄はエンドロールに出さなきゃダメだろ。