桃龍さんの映画レビュー・感想・評価

桃龍

桃龍

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0

NAGOYA CINEMA Week 2023 ~with SDGs~中野量太監督トークショー付で観賞。
この作品で商業デビューとなった監督だが、それまで"プロの壁"を長いあいだ越えられなかった。
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ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.0

2019-02-01記。
この邦題つけた奴、出て来い!
なぜ「ヴィクトリア&アブドゥル」という素晴らしい原題のままにしなかったのか。なんだよ最期の秘密って(怒)。
それはともかく、女王の孤独は洋の東西
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.0

知的好奇心に突き動かされた女性の実話。
同じように知的好奇心を持つ人たちで客席けっこう埋まってて、なんだか嬉しい。
私は結末を知らずに見たので、どうなるのかワクワク感もあった。
劇中にもちょっと出てく
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バカ塗りの娘(2023年製作の映画)

3.5

丸顔に弱い俺は、今の若手女優では堀田真由が一番だと思ってる。
『あの日のオルガン』の平松恵美子監督も彼女を褒めていたので、女性監督に好かれる感じなのだろう。
女性監督ならではの、おだやかで細やかな演出
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Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2011年製作の映画)

3.5

3D映画は全て見ると決めてるので封切時に映画館で観賞。
予想どおりガラガラだったが、たぶんこれを3Dの大スクリーンで見る機会はもうないので満足。
コンテンポラリー・ダンスには詳しくないが、大迫力の美し
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0

「ダンサー」も「イン・パリ」も、よくあるタイトル。それを組み合わせて、うまい邦題つけたと思ってるのか?
最低だな。原題のRiseの意味を、ちょっとぐらい残せよ。
そう腹が立つぐらい、いい作品。
現役バ
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

2.5

2019-11-12記。
リメイクすべきではない。
しかも同じ監督でやる意味が分からない。
邦画全体のイメージを暗くしている。
もっと他に作品あるし、もう横溝正史は飽きた。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

2.5

2016-11-26記。
常に画面の50%以上が黒い映画。
こんな映画を好む日本人が嫌いだ。

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.0

郷ひろみから原田真二に連なる菅田将暉30歳のビジュアルは、売出し中の原菜乃華20歳よりカワイイ。笑
日本の映画を暗くした元凶である『犬神家の一族』が大嫌いな俺は、もっとバカにしてほしかった。
テレビシ
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.0

「無実の黒人が白人警官に殺害されるまでの90分間を描くリアルタイム進行形サスペンス」。チラシには、大きな文字でそう書いてある。
事実どおりだし、結末は分かってるから、サスペンスではなく再現ドキュメント
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.0

2015-05-19記。
ベネチアのサン・マルコ広場には、古い石造りの回廊のある建物に囲まれたオープンカフェがあり、小編成のクラシックの生演奏が楽しめる。ベネチアにはクルマやバイクの騒音が全く無いため
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

1.0

NAGOYA CINEMA Week 2023 ~with SDGs~大宮エリートークショー付上映会で鑑賞。
しかし大宮エリーのトークは、この作品については一切なし。時間切れで話せなかったとかではなく
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ジョバンニの島(2014年製作の映画)

4.0

2017-03-09記。
北方領土の不幸の始まり。
バツイチで子供と離れた俺は、ジョバンニやカンパネルラが死にませんように、と祈りながら見たが…。
宮沢賢治のイメージの美しい絵にスコア0.5プラス。

樺太 1945年 夏 氷雪の門(1974年製作の映画)

3.5

当時の樺太はソ連領と陸続きなので、戦車がやってくる。
作品の半分は戦闘や停戦交渉など、丹波哲郎が率いる軍のシーン。乙女たちは電話交換手であるだけではなく、戦況や指令を伝える通信も担う。
ソ連側は、明ら
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千年女優(2001年製作の映画)

4.0

映画好きに刺さる傑作。
タイムトラベル好きにも刺さると思う。
『千と千尋の神隠し』と同じ年に、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の大賞を一緒に受賞したって知らなかった。
千年の時代それぞれのセット
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.5

4Kリマスタ版を鑑賞。
名古屋駅のシネコンは満席のようだけど、栄のセンチュリーシネマの方が大きなスクリーンで空いてるよ。

1998年はネットスケープだったか。懐かしい。
『あの頃。』の少し前の時代、
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ビッグ(1988年製作の映画)

4.0

2018-11-26記。
巨大化するSFかと思っていたので、ずいぶん前に見たことを忘れていた。
「ビッグ」というシンプル過ぎるタイトルのためだろう。
原題も同じBIGだけど「ビッグ」で検索すると大量に
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フォレスト・ガンプ/一期一会 4K ニューマスター版(1994年製作の映画)

4.0

NAGOYA CINEMA Week 2023 ~with SDGs~住友電工陸上競技部・渡辺康幸監督のトークショーつきの回に鑑賞。
しかし、システム不良で上映開始が遅れたり、大阪万博のPR隊が時間を
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ホーボー・ウィズ・ショットガン(2011年製作の映画)

3.0

タランティーノの「グラインドハウス」で、フェイク予告編から作られた『マチェーテ』に続く第2弾。
レンタルDVDには、カナダの一部の劇場などで上映されたが「グラインドハウス」のDVDボックスに入ってなか
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スクランブル(2017年製作の映画)

3.5

2017-09-23記。
昔の欧州車やフェラーリに興味がないと厳しいかも。
なぜか最後に日産マーチ出てくるけど。

ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

4.0

2015-05-13記。
最初がベネチア!
先週イタリアに行って、ベネチアが大好きになった。
この撮影で街が壊されたため、しばらくハリウッド映画がベネチアで撮れなくなったとか。なんてことするんだ。
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ミニミニ大作戦(1969年製作の映画)

3.5

2015-07-19記。
CGなしのアクションは変にキレイじゃないから、リアリティがある(実際にやってるんだから当り前か)。
たくさん高そうなクルマ壊すし、クルマ好きかどうかで評価が分かれる映画かな。

ARIA The CREPUSCOLO(2021年製作の映画)

1.5

2021-03-11記。
この60分で1800円はボッタクリだろう。しかも割引いっさい無し。
どうせ新しい客は来ないから、常連客から取れるだけ取れという戦略か。
それを前作の流れから分かっていながら、
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ARIA The AVVENIRE(2015年製作の映画)

2.5

2021-03-11記。
ベネチア好きでSFも好きだから見たけど、う~ん。
潮位上昇で沈んだベネチアを、テラフォーミングした惑星に移設したという設定は面白い。
しかし見た目は99%ベネチアで、これ見た
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

2.5

2019-09-21記。
ヴェネチアは世界唯一の街で、クルマもバイクも全くないため、騒音がない。
サンマルコ広場には、その環境ならではのクラシック生演奏の野外カフェがあり、1日じゅう聴いていたい雰囲気
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ツーリスト(2010年製作の映画)

4.0

2015-05-11記。
『ミニミニ大作戦』冒頭の激しいボートチェイスのせいで、それ以来ベネチアは一切の映画撮影が禁止されていたが、ついに撮れたということでスコア1.0プラス。
先週のイタリア旅行で一
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.0

ホラーやオカルトが嫌いな俺には合わなかった。
私が世界一好きな街ベネチアが舞台なので、傑作『ツーリスト』みたいなのを期待したのに、なんか暗い室内ばかりでガッカリ。
IMAXより、黒に強いドルビーシネマ
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エンダーのゲーム(2013年製作の映画)

3.5

2016-06-23記。
これでいいのだ、ディズニーだから。
無回転の映画だったな。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

ドライビングゲームのうまい若者が、実際のレースに挑む。
わりと考えそうなことだけど、すでにやっちゃっていたとは!
その実話に基づいた傑作。IMAXで見るべし。

ゲームはプレイステーション、クルマは日
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

4.0

ほめ言葉として「ホラー版カメ止め」って、みんな書くだろうな。
なにしろ同じロケ地だし、力を合わせて…という脚本だし。知らない役者ばかりで低予算なのも同じ。
俺はホラーが嫌いなので、このシリーズは全く知
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.5

2020-01-23記。
主役のキャスティングが絶妙。
実際いそうだもんね。
FBIの担当やビッチな記者も実際いそう。
スニッカーズも効いてる。
大作ではないけど、映画職人イーストウッドの面目躍如。

ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~(2019年製作の映画)

3.5

大統領選挙のTV討論を描く『ナショナル・シアター・ライブ「ベスト・オブ・エネミーズ」』とは、同じタイトルの別モノだった。
ただし、事実に基づいた作品で、討論というテーマは共通している。

1971年の
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ナショナル・シアター・ライブ「ベスト・オブ・エネミーズ」(2023年製作の映画)

3.5

『ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~』という映画を元にしてるのかと思ったら、討論はするけど別モノだった。
この舞台の元は、ドキュメンタリ映画の『ベスト・オブ・エネミーズ』らしい。
1968年の
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藪の中(1996年製作の映画)

3.0

黒澤明の『羅生門』と同じく、芥川龍之介の『藪の中』を原作とした作品。
だから共通した話が始まるが、だんだんおかしな方向へ…。
まぁ頑張ってるとは思うけど、坂上香織のヌードのための映画かな。
藪の中だっ
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暴行(1963年製作の映画)

3.5

黒澤明の『羅生門』の、西部劇リメイク。
『七人の侍』から『荒野の七人』が作られ、『用心棒』から『荒野の用心棒』ができた後か。
クロサワは偉大だ。

あえてモノクロにして雨を降らせ、物語もけっこう忠実。
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WE ARE X(2016年製作の映画)

3.5

『YOSHIKI:UNDER THE SKY』を映画館で見て思ってたのと違ったので、これを鑑賞。
これは思ってたとおり、いいドキュメンタリ。X JAPANのことを食わず嫌いだった俺にはピッタリだった。
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