桃龍さんの映画レビュー・感想・評価

桃龍

桃龍

(2018年製作の映画)

3.5

古川琴音、いい女優だけど何にでも出過ぎ。
でもこれはいい。

ただの夏の日の話(2021年製作の映画)

3.5

ちょっといい脚本だけど、冒頭の状況になった理由は説明してほしかった。A型なので。
宇宙に人類が生まれる確率は、時計をバラバラに分解してプールに投げ、それが風などで自然に組みあがる確率と同じ。
本当かど
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わたしと、私と、ワタシと、(2023年製作の映画)

3.0

若い女優が主役の短編集として、よくまとまっている。
ただし3本目の『冬子の夏』はブリリア ショートショートシアター オンラインで見たことあったので損した。

うまれる(2021年製作の映画)

4.0

イジメ問題へ豪速球。
クソガキ退治なら『告白』という傑作があるが、これはクソ親を退治する。
いろいろな論点はあると思うが、気持ちは痛いほど分かる。

あの娘の雫(2021年製作の映画)

3.5

宗教を徹底的に馬鹿にした短編その2。
前作よりは脚本が少し凝っている。
このロケに場所を貸した神社の名前がエンドロールに出てきてビックリ。
朝香神社こそ真の宗教かも。

あの娘の神様(2019年製作の映画)

3.0

宗教を徹底的に馬鹿にした短編その1。
現在でも戦争を続けているイスラム教などは、これと何ら変わらない。
『あの娘の雫』も続けて見ると面白いよ。

青銅の基督(2016年製作の映画)

3.5

YouTubeにある。
1955年のモノクロ版のリメイクだからか、あえて黒を強調している。
だいぶアレンジされているので、ぜひオリジナルと見比べてみてほしい。
予算はたぶん少なくなっているが、脚本でそ
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青銅の基督(1955年製作の映画)

3.5

Leminoを今月でやめるので、Leminoにしかないこれを見た。
青銅の基督とは、踏み絵に使うキリストのレリーフのこと。終盤、隠れキリシタンがそれを踏むのかというシーンに泣いた。
たぶん原作がいいん
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三屋清左衛門残日録 あの日の声(2022年製作の映画)

-

藤沢周平原作のシリーズ6作目。
北大路欣也の役名は、三屋清左衛門。残日録は余計。

三屋清左衛門残日録 陽のあたる道(2021年製作の映画)

-

藤沢周平原作のシリーズ5作目。
年に1回、海坂藩(だと思う)が楽しめる。

約束(2024年製作の映画)

3.5

「5年後に萬年橋で」と若い2人が約束する。
藤沢周平が描く運命に期待。
その運命のロケ地は岩国の錦帯橋。「橋ものがたり」にふさわしいチョイスで、ここまで遠征したスタッフの熱意が感じられる。

北香那ち
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小川の辺(2011年製作の映画)

3.5

2017-04-15記。
このあとハリウッドSF大作『パシフィック・リム』の準主役に抜擢される菊地凛子が、その片鱗を見せる。
本来の意味での"役不足"とは、この映画のこと。

山桜(2008年製作の映画)

4.0

2017-05-19記。
うんうん、海坂藩だね。
海坂藩ものはいい。
寅さんみたいに年2回づつやってほしい。

花のあと(2009年製作の映画)

4.0

2021-09-12記。
海坂藩アベンジャーズに、また1人、強い女性が加わった。
いや2人か、甲本雅裕も良かった。
海坂藩とは、藤沢周平ユニバースに共通する架空の場所。
メンバーは、『たそがれ清兵衛』
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蝉しぐれ(2005年製作の映画)

3.5

2017-01-15記。
海坂藩モノ全て読みたい。
いい映画だけど、やはり原作からカットされている部分があるのは当然で、いつか藤沢周平の作品を全て読破したい。

必死剣 鳥刺し(2010年製作の映画)

3.5

2017-04-14記。
長崎県国見町の破壊力ある郷土芸能「鳥刺し」を、どうしても思い出して笑ってしまう。

武士の一分(いちぶん)(2006年製作の映画)

4.0

2018-12-30記。
盲目の人が自分を卑下して言う場合は「めくら」のままとすべき。
背景や文脈を読む力のない、生真面目な皆さんには困ったもんだ。太宰治の「めくら草紙」とか、村上春樹の「めくらやなぎ
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隠し剣 鬼の爪(2004年製作の映画)

4.0

2017-04-09記。
海坂藩ものは、それだけでスコア0.5プラス。
水戸黄門とか暴れん坊なんとかみたいな量産型時代劇は嫌いだが、藤沢周平はいいね。

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

4.0

2017-04-09記。
中国では『黄昏清兵衛』というタイトルだと、北京の安宿で同部屋となった中国人の若者に教えてもらった。
そいつはサムライ映画が好きで私は清朝が好きってことで、漢字とお互いカタコト
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風光る剣〜八嶽党秘聞(1997年製作の映画)

3.5

藤沢周平が好きなので見たが、う〜ん…。
将軍継承とか問題が大き過ぎる。やっぱり架空の小さな藩の出来事を丁寧に描く“海坂藩もの”が藤沢周平の真骨頂だな。
ただしキャストは豪華。元気な八千草薫さんにスコア
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春の雪(2005年製作の映画)

-

カツベン付き無声映画上映会in名古屋ミッドランドスクエアシネマで『オペラ座の怪人』の弁士を務めた片岡一郎さんが出てるというので鑑賞。
けっこう長いシーンで、無声映画のスクリーンを効果的に使ってる。

お伽噺 日本一 桃太郎(1928年製作の映画)

2.5

カツベン付き無声映画上映会in名古屋ミッドランドスクエアシネマで鑑賞。
『オペラ座の怪人』のオマケで、弁士の片岡一郎さんのお手本の後、観客が弁士を体験した。事前に知ってたら私もやりたかった。
作品はモ
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.5

2016-11-13記。
“ただの人殺し”を礼賛し、それをテーマにした映画でカネを稼ぐのは、如何なものか。
『ミュージアム 序章』もWOWOWで見たが、さらに酷い。
要するに、やり過ぎなのでスコア0.
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ミュージアム 序章(2016年製作の映画)

3.0

大作『ミュージアム』の前座だけど、監督は白石晃士だったのか。
いっそ本編も白石さんに頼んでみれば良かったのに。

伯父(2023年製作の映画)

3.5

インド大映画祭2024で鑑賞。
ウチの娘もメガネっ子だったので、とても感情移入した。スンダリめっちゃかわいい。
幼稚園で娘が同じ組だったお父さんが「この子になにかする奴は私が殺します」と真顔で言ってい
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アニーティ -赤いチョコレート(2023年製作の映画)

3.0

インド大映画祭2024で鑑賞。
主人公はミールモンキーというフードデリバリーで低賃金で働く。
冒頭でカスタマーハラスメントに怒って客を殺すシーンに驚くが、妄想なのか…。インドでもこの仕事は貧困の象徴な
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ビキニをやっつけろ!(2023年製作の映画)

3.0

ブリリア ショートショートシアター オンラインで鑑賞。
私の知ってるフランス人も、混浴露天風呂ですぐスッポンポンになった。
大林宣彦の『転校生』で、男女が入れ替わった小林聡美が、あっけらかんと胸をはだ
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マッカサルはサッカーファンの街(2021年製作の映画)

3.0

ブリリア ショートショートシアター オンラインで鑑賞。
インドネシアの人口は世界4位の2.7億人で、サッカー好きが多い。
野球はマイナーなので、間違いなく将来サッカー強豪国になるだろう。
ただし86%
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ジェニーとジョンの最後の週末(2023年製作の映画)

3.0

ブリリア ショートショートシアター オンラインで鑑賞。
チラシの写真からコマ撮りかと期待したが違った。
初潮あたりから、父娘の関係は難しくなる。
ナプキンは店の人に聞けよ。笑

二つの島国の間で(2022年製作の映画)

2.5

ブリリア ショートショートシアター オンラインで鑑賞。
目が小さいと中国人か日本人なのか? スケボーうまいのは日本人だよ。
私が苦手な“印象派”の作品で、よく分からない。

14歳のセレーナ(2022年製作の映画)

3.0

ブリリア ショートショートシアター オンラインで鑑賞。
澤穂希も、男子と一緒にやっていた。
原題のOFF SIDEって、何が?

フーラの挑戦(2023年製作の映画)

3.5

ブリリア ショートショートシアター オンラインで鑑賞。しばらくはスポーツものが続くのかな。
女子スポーツは、女性が解放されていない国は弱い。こういうことで才能を潰される選手がいるからだ。
それはスポー
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シンデレラ(1997年製作の映画)

-

『シン・デレラ』が酷かったので口直しに他のシンデレラを検索してたら、ミュージカルを発見。
なんと魔法使いはホイットニー・ヒューストン。
配信もDVDレンタルもないので中古を買ってしまった。

シン・デレラ(2024年製作の映画)

1.5

『シン・デレラ』という、あざといタイトルに騙されるな!
そういう人(俺を含む)が多いのか、平均スコアが急降下している。
中身は低予算B級ホラー。見なきゃ良かった。
冒頭のシーンよく分からないし、ゾンビ
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ゲキ×シネ「吉原御免状」(2024年製作の映画)

4.0

公演は2005年で、中古DVDに2万円の値がついていた作品。
それがゲキ×シネの新作となって劇場公開された。
速攻ドルビーアトモスを予約したが、11月にドルビーシネマ版もあるのか。後出しはヤめろ。
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吉原炎上(1987年製作の映画)

4.0

2019-08-03記記。
廓噺(くるわばなし)と呼ばれる、吉原が舞台の落語が好き。
「紺屋高尾」「品川心中」など、この作品で興味をもった人は是非。映画になってる『明烏』もいいよ。
凄まじい西川峰子は
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