チャーリー・カウフマンは一風変わった作品ばかり作っているが、アニメだからと言って作風が変わるなんてことはない。
公演のためシンシナティにやってきたマイケル。
ホテルで出会った女性と一夜を過ごすのだが…という物語。
アニメでわざわざR-15になっているのには意味がある。
全てに無気力なマイケルが行きずりの女とセックスを。
見た目から裕福なのは分かるが、人生を楽しんでいるとは言い難いのが手に取るようにわかる。
そこでホテルで理想と現実の恐怖を垣間見せるカウフマンの作風が活きてくる。
幸せでもあるし、不幸せでもあるような、そんな曖昧さがこのアニメの魅力でもある。