井上監督、馬奈木弁護士リモート舞台挨拶回
11人の学生を乗せたバスが福島の農家 樽川さん宅を訪ねる。
普通に働いていた樽川さんは仕事を辞め、父親い教わりながら代々受け継いだ土地で百姓として暮らす。
そんな最中の地震、福島第一原発事故、降り注ぐ放射能
まともな指示もない、東電から謝罪もない、汚染された土壌で栽培する葛藤
それでも生活の為に作る、けど自分では食べない、食べれない。
出荷停止のFAXと命を絶った父、残された母子
震災関連死という言葉は聞いたことがあったが具体的な話はあまり聞いたことが無かった。
故に樽川さんの言葉一つ一つが突き刺さる。
3月11日の黙祷
その日だけ考えて、他の日は?何ともない日?
終戦記念日もだけどその日だけ綺麗な言葉を並べるだけ、情報を知ろうとする人って少ない。映画の入りも悪い。
福島の野菜を買って食べていないという参加者の正直な言葉に対しての樽川さんの発した現実
私が感じた事、本作を見て傷付いた心を忘れたくない。忘れてはいけない。