ゴダール本人みたいな死に様。フィックスしか使わない、パラジャーノフ的な?明らかにおかしな位置にいる人物が虚空を見つめながら詩的な感じの古代ギリシア風の事を言っている、と思ったらこれは実在の人物の話らしい。
どうでも良いが、エンペドクレスの弟子の青年が少年愛チックでギリシアの風を感じた。
目が悪いのに後ろの席に座ってしまい、スクリーンも小さく、字幕も細くて見づらくて前半は何か言うとるなあという認識でしかなかったので、前の席に移動して後半を観た。
『四部の提案』 (同時上映)
音映画(サイレント→ミュージカル→環境音→会話という変化)、ルールを決めて撮る。
ストローブユイレはサンプリング感覚があるというか(グリフィスをそのまま持ってきたりとかもそうだけど)、原作や引用元はあるんだけど、特にパート3はテキストが完全に沈黙してのどかな村の映像と音だけが流れていて、映像だけで、そこで起こったであろう出来事を語っていくみたいなのがあって、あくまで原作は素材、サンプルみたいな考えなんだと思う。あと3部はカメラがパンし続けて1周してた。
あとちょっと環境音がずっと流れてて、だんだん客席から発せられる音も聞こえてくるようになって、ジョンケージっぽいかもなどとも思った。