強者、あるいは見えている側の者であるがゆえの孤独、誰も分かってくれない、何も伝わらない、周りはバカ、臆病者ばかり、調子よく手の平を返す烏合の衆、軽蔑、傲り、上手く導けないことへの自己嫌悪、唯一の理解…
>>続きを読むまず3カット目のショットの完璧さに感嘆。
エンペドクレスが「陽光よ」と言って切り返しで写される木々を照らす陽光。
理解できない者に敬意を持て。
エンペドクレスを引き止める民衆のシーンは圧巻。その際、…
アテネフランセ隣の女坂を爆走したせいで中盤で入眠したので要再見。ストローブ=ユイレ映画の登場人物は役者ではなく人間の形を持ったテキストそのもののように映る。静物のように動かない人物の周りで木々が、雲…
>>続きを読むカメラは何を撮ったのは見る暇がなく、ずっと縦読み字幕に視線が釘付けになった。「ロイドの要心無用」みたいな観を思い出して、一体映画を見るはたまた文字を読むのはわからないので内容はもうとるに取らない。
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自分の社会的な寿命をわきまえて死にに行くエンペドクレスかっこいい映画でした。
神官はどこまでも粘着するマスコミ味を感じますし、市民はまんま霊柩車まで追いかける尾崎ファンみたいでした。お供の青年も一…
このレビューはネタバレを含みます
ジャン=マリー・ストローブ監督とダニエル・ユイレ監督の作品でこれはめちゃくちゃ好き!
特にエンペドクレスのうつむき具合。
そしてまた観たい!
【作品について】
原題「エンペドクレスの死 あるいは、…
ジャン=マリー・ストローブ&ダニエル・ユイレ監督作品。
古代シチリアの詩人哲学者エンペドクレスが民衆と訣別し、自ら死を選ぶまでの物語。
映画の間ずっと喋ってる。台詞量が多くて付いていくのに必死。映…