1990年公開。 監督はウーリ・エーデル。
原作はダーレン・アロフノスキーが映画化した、史上最強に鬱なドラッグ・ムーヴィー、『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000年)も書いているヒューバート・セルビー・ジュニア。
ちなみに「ブルックリン最終出口」の原作は1964年、「レクイエム・フォー・ドリーム」は1978年の作品。
1952年のブルックリンを舞台に、売春婦、会社にストライキ中の労働組合の現場責任者、ストリート・ギャングの若者などの、セックスやLGBT、バイオレンスな日々を描いた作品。
妻子がいるがゲイの男の苦悩や、仲間に邪険にされる売春婦、その売春婦に憧れる少年などの、どん底すぎる日々の描写がリアル。金を求めて暴力や売春にまみれる、最低な暮らしぶりが見ていてつらい。
売春婦役のジェニファー・ジェイソン・リーの体の張り方が凄まじく、ラストで酒場の男全員にファックさせるシーンは壮絶でした。