「芸術は爆発だ」
BUMPの"今"を唄う、みたいなことができず、思想が観念で留まって物語として上手いこと結実してない映画。
果子が赤ちゃんに付ける名前は"今日子"だとおもう。
→過去、現在、未来のモチーフがこれでもか!と頻出するが、現在を意味する人物の名前は登場しないからです。小泉今日子をキャスティングした理由はコレかもです。
カナはタイチの子供だとおもう。
→根拠はないけど、そこはかとなく匂わせてるからです。親に似てないやらタイチの言動やらで。
果子が未来子を刺したのは、果子の未来が未来子だったからだとおもう。
→果子の未来は、過去でもなく、未来子でもない、果子の為の未来だからです。新しく生まれ変わる必要があったからで。
最後に果子は爆弾を川に入水したワニに投げつけて爆発させるとおもう。
→素直に今まさにやりたいことだから。すなわち、新しい未来という可能性に自分を投げ入れる可能性ができたからです。
本作における爆発はビックバンのメタファーだとおもう。
→ 過去、現在、未来はビックバンによって消滅し、誕生したから。