観賞直後に頭がまとまらなかったのでレビューできず、だいぶ時間を空けてからのレビュー。
岩井監督作品
主人公の七海は、ネットで出会った彼氏と結婚することになる。結婚式を開くにあたって親族の少なかった七海は代行出席のバイトを雇っているという会社の社長である安室という男と出会うが…
騙されやすい、というか他の方のレビューの言葉をお借りすると流されやすい七海。目の前に転がっているものをなんの疑いもなく拾ってしまうような子。その調子でどんどんハメられていってしまう。
そういう役に黒木華ちゃんはピッタリですね
「来る」みたいな役柄かな？
そんな中、代行出席バイトの場で真白という女性と出会う。彼女はどちらかというと人を騙すタイプ。でも欺くとはちょっと違う。
自分のテリトリーをしっかり持ってるような存在。そんな2人があるメイドのバイトで一緒になる。流されやすい七海は、真白のいうことをなんでも聞く。レズプレイもしちゃう
ウェディングドレス姿で2人で語り合うシーンはとても良かった🙆いわゆる真白は、無償の愛が怖かったのかな、と。だからすべてお金を払えば幸せを手にする権利を得られると思う。そうやって七海を手に入れようとしたのかな…その気持ちはなんとなくわかる。わかるからこそ岩井監督の表現力に驚いた。ここまで忠実に言語化できるものなのか笑
ギブアンドテイクしか勝たん！的な
それは母親の愛情をきちんと受けていないところからもきている気がする。そういった自然の絆に抵抗を覚える感じ。
だから七海が同情の眼差しを真白に浴びせた時も、真白はとても嫌悪感を抱いていたのか
しかし女優さんというのは凄いなぁと思わされました(どちらの意味でも)
相当メンタル削られてるよなぁ
真白にもあの仕事しかなかったのかなぁ
にしてももうちょい踏ん張って欲しかった
岩井作品はなかなか観てきましたが、今回はリリィやスワロウテイル的なダーク内容でした。もうこの監督には絶大な安心感があります😽
