yoo

リップヴァンウィンクルの花嫁のyooのレビュー・感想・評価

4.0
3時間の作品だったけど、ストーリーが次々展開していって飽きずに見れました。岩井監督ならではの映像、音楽、カメラワークも岩井作品の醍醐味ですね。

「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」幸せには限界がある。限界が来たら壊れてしまいそう。だから私は幸せなことにはお金を払う。そんなこと考えたことなかったなぁ。映画では、お金もかけずネットでポチって簡単に結婚相手と出会ったけど、浮気の容疑をかけられてその生活は長くは続かなかった。

剛くんの軽快な喋りでストーリーがどんどん進んでいきます。物語のナビゲーターみたいな役割。実際にこんな人がいたら私は怪しすぎて怖くて近寄れないな…。世の中自分の知らないところでいろんなことが起きているんだな。自分に降りかかる不幸が実は身近な人によって仕組まれていたとしたら…。怖い怖い。。

黒木華をイメージして執筆した作品なんて羨ましすぎる‼︎黒木華、綾野剛、Cocooの演技が素晴らしかったです。もう一度観たい、原作を読んでみたい作品です。

追記。
リップヴァンウィンクルとは
アメリカの小説家ワシントン・アーヴィングによる短編小説、および主人公の名前。
オランダ人移民の伝説を基にして書き上げたものであり、まさに「アメリカ版浦島太郎」と言うべきもの。「主人公にとってはいくらも経っていないのに、世間ではいつの間にか長い時が過ぎ去っていた」。アメリカ英語では「時代遅れの人」、「眠ってばかりいる人」を意味する慣用句にもなっている。Wikipediaより。

浦島太郎状態の花嫁(皆川七海)という感じですかね。
yoo

yoo