岩井俊二監督の作品で1番好き。
何も信じられないけど、何かを信じたいし、信じた方が幸せなのかもしれない。
綾野剛演じる安室の仕事に対する一貫性が恐ろしく感じられたけど、世の中には案外このタイプの人間が多いのかもしれないし、誰しも多かれ少なかれ持っている部分なのかもしれない。
真白の実家で真白の母と安室が裸になるシーンはノルウェイの森の緑を思い出した。このシーンの安室はどっちが本物なんだろう。どっちも本物なのかもしれない。
ネットでモノを買うみたいに気軽に恋人を見つける。そして、結果として離婚した。簡単に手に入れたからこそなのかもしれない。意図してるかわからないけど、その軽さそのままにストーリーは進んで行く。あたかもそんなことなかったかのように。
カノンもそうだけど、音楽も最高。