NFLの脳震盪をめぐる話。
アメリカン・フットボールがどういうスポーツかを知っていた方が映画を見ていて飽きないと思うが知らなくても、実際のアメリカン・フットボールの映像がちょくちょく流れるのでそれほど問題ないように思う。
知っている人は改めてアメリカン・フットボールがどういうスポーツなのかを思い知ることができる。元々どのスポーツも体に多少の無理を言わせるものだが、アメリカン・フットボールはこれほどのリスクを負わなければならないのかと驚愕する。
そして、プロスポーツ選手とは何なのかということも考えられる。ただの消費されるだけの存在のように扱われる選手の姿はプレーしている時の華やかさとは無縁で何とも言えない悲しさが込み上げる。
なかなか脳震盪の影響を認めないNFLと事実を伝えたい医者の対立は割りと色々な映画で見ることができるので新鮮味はないがこれが実際にあった話だと知ると寒気がする。