戦国時代にタイムスリップした自衛隊の男たちを描いたSF時代劇スペクタクル。
戦のシーンは迫力満点だし、ヒューマンドラマもある。
矢野の裏切りや三村の恋などなど。
戦いに取り憑かれた男たちの数奇な運命を描いている、ほんのちょっとした深みもある。
ただ、けっこう残念。
ストーリーは薄っぺらいし、大胆な設定もただアクションをやりたいだけに浪費されている。
辻褄が合わず適当に済ましている、やりたいという感覚だけで動いている、そんな感じ。
一部の隊員たちが村を襲い、略奪や暴力をおこなう展開も意味があんまりない。
当時の曲を使うのも効果的じゃない。
脚本家はドラマ『男女7人〜』シリーズの人なんだ。