不死子

戦国自衛隊の不死子のレビュー・感想・評価

戦国自衛隊(1979年製作の映画)
5.0
もう泣かざるを得なかった。

戦国時代にタイムスリップしてしまった自衛隊、どうなる?!
あらすじと題名からもうめちゃくちゃ面白そうだし日本のこの時代のSF?!と思って名作というのもあり観たら、こんなに目頭熱くされるとは思わなんだ……

まず、この当時の映画のセットと実際の爆発と演出とエキストラの多さと、もう映画としての熱量を最初からじわじわ感じ始めていたわけよ。
そして途中仲間割れとかも挟みつつ、葛藤とかも挟みつつ、まためちゃくちゃ良い曲で色んな重要なシーンを彩ってるんですわ。

私昭和全然詳しくなくて分からないけどとにかくもう意味わからんほど曲がめちゃくちゃ良い。
もうその効果もあってどんどん中盤からメラメラと熱くなってくる。

そして戦闘シーンのカタルシスがやばい。
やっぱり本物の殺陣というかすごい迫力で格好良くて圧倒された。

して自衛隊と戦国時代の武将、現代の自衛隊の方がそりゃすごい武器持ってるしヘリコプターも戦車もあるしで私もそして本人たちも実際勝てると思って挑むんだけど、これがまた戦国時代の凄さを際立たせる結果となるという。
もう圧倒的。
まず覚悟と気概が違うし、兵士の数がものを言ってた時代なので後から後から決死の兵士が襲ってくる。

その恐ろしさと勢いたるや。
映画とは思えないほどの迫真だった。
カタルシス。

そして影虎と伊庭の熱い友情。
それがまた最高の曲でセリフ一切なしに演出され、それを踏まえた上でのラスト。
もうやばすぎる、涙が止まらなかった。

ずっと視聴者の熱量を上げ続けて最後に燃焼。
もう激アツ。
大好きな戦国武将と、昭和に生きる自衛隊の激熱すぎる交わりと興奮。
もう本当にすごかった。

私はマジでこういう男たちのアツいものに弱いんじゃ。
本当圧倒された。
令和に生きる私からしたら昭和、戦国、と二重タイムスリップしてる感じだしもう演出と音楽がたまらん。
もう何もかもすごかった。
不死子

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