寂々兵

アメリカン・ゴシックの寂々兵のレビュー・感想・評価

アメリカン・ゴシック(1986年製作の映画)
3.2
ジョン・ハフのキチガイ一家モノ。アメリカン・ゴシックはグラント・ウッドの絵画の題で、ニュアンス的には現代人のモラルの低下を嘆く老夫婦の肖像。だからこの映画でも当然モラルが欠如した若者がゴシックに殺されまくって超楽しいのだが、縄で捕まえられた女の子が次のカットでは既に吊るされていたりとゴアに欠けるので画的には寂しい。主人公のとってつけたようなトラウマ設定がジワジワ作用してくる後半はエモエモ。自分を10代の少年少女だと思い込んでいる爺さん婆さんは何十週も回ってやっぱり気持ち悪い。
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