寂々兵

レクイエム ミカエラの肖像の寂々兵のレビュー・感想・評価

3.4
意識障害の女学生がドイツの因襲のお陰で気の毒な目に合う宗教モノ、1975年にエクソシズム(悪魔祓い)を受けたアンネリーゼ・ミシェルの映画化。病気で引きこもっていたコミュ障の女の子が社会復帰して青春と言う名の地獄にサバイブするヒリヒリした序盤は違った意味でホラー。『白いリボン』でヤバい牧師だったブルクハルト・クラウスナー、病気の娘を神父の悪魔祓いで何とかしようとするこれまた(優しくも)ヤバい役どころに。良くも悪くも2000年代ドイツ映画の代名詞的な堅苦しさがある。
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