このレビューはネタバレを含みます
本作は1作目の3年後を舞台に展開される。
人間のエゴによって生み出された恐竜たちを火山活動から救うべきか否か。ジュラシックパークシリーズ公開当時から遺伝子工学技術が発達し、より現実味を帯びてきたのではないだろうか。
終盤のメイジーの「クローンだけどみんな生きてる」というセリフとそれからの行動には共感する。しかし、これはインドラプトルを殺したことと矛盾する。人間に危害を与えるから殺したのだろうが、そこにも人間のエゴが現れていると感じた。
これからの人間と遺伝子工学との付き合い方に問題提起をしている良作だと思う。
ストーリーと関係ない部分にはなるが、ジョン・ウィリアムズのジュラシックパークのテーマが作中で流れる部分が1作目同様に少ないと感じた。
また、ジェフ・ゴールドブラム演じるイアン・マルコムの登場はとても嬉しかった。