ワタナベ

ジュラシック・ワールド 炎の王国のワタナベのレビュー・感想・評価

3.2
前作「ジュラシック・ワールド」では子供がメインの場面が多かったが、本作は主要人物をほぼ全員大人にし、前作で崩壊した島から恐竜を連れ出す。「ジュラシック・パーク」からの「ロストワールド」の流れを踏襲している。

旧シリーズでは恐竜の存在そのものが神への冒涜と見なされていたが、本シリーズではインドミナス・レックスやインドラプトル等の創作恐竜が自然の掟に反するものとして描かれる一方で、“天然の恐竜”はむしろ神聖な存在のように扱われる。新技術はいつも倫理の議論の対象となるが、いつの間にか倫理的問題は忘れられ、当たり前の存在になる。

前作のセリフ、
「今の子供たちは動物園の象を観る感覚で恐竜を観ています」

慣れって怖い。
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