ゴン

ジュラシック・ワールド 炎の王国のゴンのレビュー・感想・評価

3.5
ジュラシックワールドの事件後イスラヌブラル島で噴火活動が始まり、絶滅危惧種を保護しに行くぜと再び上陸。
前作と比べて、オーウェンは素のクリプラに近いような陽気さが少し見えた一方、クレアは几帳面すぎるキツさが消えて丸くなり、ちょっと個性の薄いヒロインになってしまった。
タイトル的にもっと火山とかマグマ要素推してくるのかと思ったら割と早い段階で島脱出するんだね。
しかし、ブラキオサウルスが黒煙の中で苦しむ様子は母なる大地の巨大さを痛感し、いくら食物連鎖の頂点にいても生き延び続けるのは難しいなと感慨深い。
島脱出後は闇オークションで密猟された恐竜が売買されるシーンが続く。
定番すぎるただの金儲け目当ての悪役には少し残念だな。
もう少し面白いアイデアはなかったものか。
屋敷で遺伝子組み換えによって生み出されたインドラプトルと追いかけっこが始まるが色々突っ込みどころは多い。
嗅覚が発達しているはずなのに照明落ちたくらいでオーウェンたちを見失うとか、あえて赤外線ライフルをオーウェンに向けて撃っちゃうとか。
自らハードな方向に寄せていってる。
確かにホラーチックでスリルもあるが、メイン級の主人公グループたちは絶対死なない。悪役は必ず食われるか潰されるのが一貫しすぎているので一般ウケを重視しているんだなと改めて感じる。
だが、終盤でメイジーについての秘密が明かされるとプチ衝撃が走った。
スイッチ押すのも理解できるよ。
次作の方向性がとても気になる笑笑
お気に入りのモササウルスくんは今回も自由に生きててほんと可愛い。
ラストで、マルコム博士の”Welcome to Jurassic World “
は良い皮肉だったな笑

色々ガバガバな感じはするが、夏と言えば恐竜なのでシンプルに楽しめるとは思う。
ゴン

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