かなと

ジュラシック・ワールド 炎の王国のかなとのレビュー・感想・評価

4.2
ジュラシックパークから続く、
遺伝子操作による生物創造について
考える一つのきっかけのような作品。

初期のジュラシックパークは
当時のSF科学で本当に起こり得る少し未来を
まるで本物のような恐竜の演出もあって
恐竜パニックアクションといったジャンルの
娯楽映画だったけど、

今作では、できるからって無闇に生物を作り出したらどうなるか?
コントロールが効かない生物の行く末は?
という社会問題が投げかけられる。

冒頭から、危険な恐竜を絶滅させろ派から
絶滅危惧種を救え派の対立が見えて面白い。
救え派の主人公サイドも、恐竜たちに襲われればそれまでで、何とか生き延びようと反撃もする。

まさかジュラシックシリーズで政治的な問題を考えることになるとは、一作目をのほほんと見ていた当時からは考えられないなと思った。

今回は、4Dでこれを見れたので、
ぐいんぐいん動くイスに、銃が打たれるたびに耳にかかる風、雨や海の中になると吹き付ける水滴、恐竜が歩くと背中がボコボコ押されて面白い。
ちょっと高いけど、このアトラクション的な
映画の見せ方は本当に素晴らしい。

楽しかった。
かなと

かなと