みおこし

ジュラシック・ワールド 炎の王国のみおこしのレビュー・感想・評価

4.0
前作どころか、シリーズ史上最も迫力に満ち溢れたシーンの連続で度肝を抜かれました。賛否両論ですが、個人的には今までで一番好きかもしれません!

前作で崩壊したジュラシック・ワールド。今回はそこから生き延びた恐竜たちを生かすか見捨てるかという究極の選択を人類は迫られているという、なかなかシビアな展開。巨大な島を舞台にしたアクションシーンももちろんのこと、ロックウッド邸での激闘は、シリーズ初めてと言っても過言ではない超巨大屋内施設での展開だったので余計に恐竜たちが大きく見えて楽しめました!

恐竜たちが島中を縦横無尽に駆け回る島での某シーン。一つのフレームにこんなにたくさんの恐竜たちがジョイントするなんて、といきなりお口をあんぐり開けたまま見入ってしまいました。オーウェン役のクリプラも、クレア役のブライスちゃんも今まで以上に汗だくになって全力疾走していてもうあっぱれ...!水中でのシーンもあったりと、撮影の過酷さも伺えます。
恐竜とのギリギリの接近戦に関しても、今まで以上にサスペンスフル!終始怖すぎて目を覆いたくなったし、ホラー映画並みに飛び上がりました(笑)。本作の新種、体は小さいのにあんなに怖いなんて...!!

エモーショナルな部分は前作より倍増。ヴェロキラプトルのブルーとオーウェンの絆は相変わらず深くて、ブルー幼少期の戯れシーンに始まりラストシーンまで、思わずウルっと来る演出が心憎い...!ヘラヘラ笑いながらも、実は恐竜を愛してやまないオーウェンの姿に思わず胸キュン...!
また、人間の心無い仕打ちが原因で、恐竜たちに甚大な被害が及んでしまうというシチュエーションも本当につらくてつらくて...。泣ける上に現代の環境問題や考えさせられる題材もあっぱれでした!
みおこし

みおこし