ティオ

ジュラシック・ワールド 炎の王国のティオのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的にシリーズいち大好きな登場人物であるマルコム博士が出てきてくれたのは最高だった。
1の時から立場も主張も変えずにしっかり軸持ってるところが素敵。
ラストの「ジュラシック・ワールド」の宣言も、この人でピッタリだったと思う。
軍人が恐竜を捕獲する、恐竜が島を離れて社会の中に入ってきてしまう…という点から2作目と被って見えるところがあったから、それもあってなおさらそう思うのかも。

クレアとメイジーの決断の違いも印象的だった。
大人と子供の差…のようなものを感じた。
クレアは恐竜を外に逃がした場合に起こる犠牲や被害を鑑みて、恐竜を見殺しにするという苦渋の決断を下したけど、メイジーは後の犠牲よりも自分自身と重なる目の前の恐竜を救うことを選んだ点で、視野や考えの広さ・深さが大人と子供で違うからかなと。
あと、よくある「明日1000を救うためなら今日100を殺す」という話で、今作は「今日100を救うために明日1000を殺す」方を選んでしまったのだと思った。
問題は「明日1000」で終わるような話じゃないことか。
今後の犠牲を目にして、メイジーが自身の決断の責任をどう思うのか、「クローン」という点も含めて興味深く思う。
ティオ

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