かなりエキサイトして鑑賞しました。
期待してたほどのグロはなかったけど、結構がんばってました。直接描写はちゃんと見せてるけど「事後」。「最中」もがんばって描写してほしかったです。そんくらい挑戦していい題材です。
冷蔵庫オープン後の回想おわり、「それ」目線で小栗旬の表情くるかと思ったら横からのアングルでかなり興奮。いいアングル選びますね〜。追いかけっこシーンでも、ワイコンレンズで撮った様なカットがしびれました。追う小栗旬と追われる妻夫木が同時にスクリーンに。カット割りするよりかなり好みでした。いい画作りしますね。
小栗旬もかなり良かったけど、妻夫木が素晴らしい怪演みしてくれました。PCナメナメとか、もしアドリブやったらファンなりまっせ。ただCMで知りたくなかった。まあ知ってても最初ほんまに妻夫木?てなるくらいのみてくれと演技やったけど。すんごい。
とくに発狂する小栗旬見て悦に浸る妻夫木が最高に狂ってました。直接殴り合うのもいいけど妻夫木つよすぎて不自然でした。小栗旬が弱いのか?
背景を掘り下げるために必要なのは分かるけど、途中やっぱ中だるみして残念。ここのテンポ次第でもっとよくなったのにもったいなー。
和製「セブン」ゆわれるだけあってかなり似てますね。比較してしまうけど、本作もなかなかよかったです。うまく邦画らしく気持ち悪い感じになってたし。セブンのモーガンフリーマンにあたる松重豊さんの安定感もかなりよかった。ぐっと画がしまりますね。
まあだからこそラストに不満。しょうた別にそんな心的ダメージあれへんやろ。せっかくなんやからバッドエンドでもっと後味悪くしてほしかった。宣伝文句の「最悪のラストを期待する」てそゆこと?その期待うらぎってハッピーエンドて意味不明。「お仕事見学の刑」にはならんけど、そのままeatでよかったんちゃう?それかもっとエグいのん。の方がアーティーやでカエルはん。まあ、あれあっての理性崩壊でのセブン的展開か。うーん、でもカエルはんが死のうとしてるわけではないし。。。ほんならやっぱeatでええやん。
妹?姉?がまさかの常識人でびっくり。そこも裏でこそこそ繋がっててとかでもっと複雑なストーリーでもよかったかもね。原作しらんけど。よんでみよかな。
「いません。私〇〇いません。」の倒置法シーンはゾクっとなりまっせ。
あと、尾野真千子ぜんぜんタイプちゃうけどコンビニ散歩ん時のワンピースから覗く脚には思わず、座り直してしまいました。
正直ツッコミどころは結構あるけど楽しめました。ぜひ劇場で!!!!!!
「ぼくの邪魔をするな!!」
あの状況でこの言葉が出るのは、自分の身とかやなしにほんまに芸術家の感でててよかった。