ねむい

映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生のねむいのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラえもん映画のリメイク作品は何本か観てきたけれど、大抵この点は旧作が良いけれどこの点は新作が良いといった具合に足して2で割ったら丁度良いなと思う事が多かったんだけど、日本誕生に関してはリメイク版が最高の完成度でだいすきな作品の一つになりました。
旧作ではラストが駆け足気味でTP任せになってしまっていたけれど今作では主要キャラたちが勇気と知恵を振り絞って自らの力で解決させるところ(序盤に出てきた道具を使う伏線回収も良かった!)、ギガゾンビとドラえもんの一騎打ちのシーンが追加されたところ、家出したのび太をママが心配するところ、そして何よりものび太が作った3匹のペットとの触れ合いのシーンが旧作よりも多かったところがすごく良かったです。
大切に育てていることがより伝わっていたからこそ別れのシーンは旧作以上に悲しく感じて涙が出た。(旧作のポスターだと3匹のうちペガしか描かれておらず、作中でもペガ贔屓している感があったけど今作ではみんなに対して平等なところも良かった)
あとなによりも作画が良い!
畑のレストランの食べ物がすごく美味しそうだし、ククルのビジュアルが格段に良くなっていてドンピシャだった。
今作ではククルも一緒に戦っていたし見せ場があってかっこよかった。

ゴロゴロコミックの裏表紙にペコみたいな犬がいたり、のび太の机の横に"ミラクル銀河防衛隊"のステッカーが貼ってあったりとディティールが凝っていて、過去作を思い出させるような描写を発見できると嬉しかった。
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