地震はイヤ

濡れた壷の地震はイヤのレビュー・感想・評価

濡れた壷(1976年製作の映画)
4.2
前半、ヒロインの日常生活や家族に寄生される姿を丁寧に描くので、自然とヒロインに感情移入してしまう。幸せになっちくれー

しかし後半は待ってましたのマネキン攻めの始まり。でも一気にはイカない、今日はここ迄、納得の緩急。じらすねぇ。幸せになって欲しいが堕ちても欲しい、既にすっかり作品に没入。

谷さん、映像、BGM含めて全てに気品あり。谷さんのスター性もあらためて感じた。
ストーリーも良し。お父さんも良くないけど良し。お母さんのあがきも良し。
ラストの台詞を女に言われたら、男冥利に尽きるだろうなぁ…とロマンにひたるのも良し。