モンゴリアチョップリン

ダンガル きっと、つよくなるのモンゴリアチョップリンのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

インドの映画を観るのは「きっとうまくいく」、「スラムドッグミリオネア」に続いて3作目‼︎

インド、レスリング界の歴史を変えた実話でらしい!結構なスポ根映画ではあるけどそこらのスポ根映画とはひと味違う‼︎

今まで観たスポ根モノって地獄のようなトレーニングを重ねて、挫折を味わって最終的に勝利!これは今作も同じやけど、

今までは試合の描き方も力と力のぶつかり合い!今までの努力を思い出せ!の根性論のイメージが強いんやけど、

今作のギータvsナオミで描かれるように本来ギータは攻撃型ではあるけど相手のナオミのスタイルに合わせて守りの戦略で対応したりクレバー且つ緻密な戦略をたてるお父さんの対戦相手の研究だったり、お父さんの元から離れたギータが少しずつ変わっていき挫折していくシーンなんかはすっごいリアルに描かれているように思えた!

それに今作で果たして指導者とは?についてもすごく考えさせられた。

元プロアスリートの方が昔良い指導者はいろんな方法や練習法を紹介してくれてその中からその選手に合う練習法を選手と一緒に試して形にしていくというお話をしていたのを思い出した!

ギータがレスリングに目覚めるまでは父親のエゴでここまでの事を強制的にすることに嫌悪感を抱いてて共感出来なかったけどこの作品を見終えた頃にはレスリングのルールも学べてこれからオリンピックとかでレスリングの試合を観る機会があればこの作品がきっかけで楽しく観戦できるしスポーツを題材として取り扱う上で観る側にこのような気持ちにさせるのはかなりの功績だと個人的に思う!

あと、アーミル・カーンの役作りには脱帽!