インドの良い部分も悪い部分も写した映画だった。夢に破れた父親が娘たちにその夢を託す、というか押し付ける話。ちなみにインド映画だけど踊らない。
『きっと、うまくいく』や『PK』のアミール・カーンをはじめ、俳優陣の演技力が素晴らしい。アミール・カーン身体の変化がすごいのと、前作のような陽気なキャラでは全くない厳格な父親を自分のものにしていた。俳優陣の演技が素晴らしいからすごいとは思うのだけども、ストーリーには一切共感できなかった。
最後の方で「お前が戦ってるのは敵ではなくて、今まで女を見下していたすべての人間が相手だ」的なセリフがあって、そこに至るまでの、父親の夢の押し付けの正当化でしかなくてつらくなった。
