夫の観点、妻の観点、お父さんの観点、お母さんの観点、教師の観点、子供の観点、友達の観点、知り合いの観点、姑の観点。もういろんな観点を一つの映画でみられる。充実感しかない。
姑のおばあちゃんは、ビビるほど怖かったけど、なんかジーンときた。今までの自分と他人を比較してしまうことあるし、それを認めてしまうと、自分を否定、これまでの人生する否定することになる。「正しさ」か「優しさ」か。
阿部寛に冴えない中年やらせたら間違いないね。冴えなさが際立つ目の動きかたするし、でも、かっこいいからここぞというところで「おっ、かっこいい中年やん」ってなるし。
以下、ちょっとネタバレ、
息子に、いいお父さんだったか聞くシーンで、息子が「わからない、考えておく」って言ったシーンが良かった。あえていいお父さんとは言わない。それは、現在進行形の議題だということなのか、もしくは、「いい」とか「悪い」とかというのがないということなのか。色々考えさせられるシーンだし、答えとしては肩すかし食らった感じだったけど、100点の回答だったな。