ロンドンの小学校に通っていた頃に受けた、ある歴史の授業を思い出した。
「第二次世界大戦当時の人たちになりきって、大戦勝利の夜のお祭り騒ぎを再現してみよう」という、日本人にはちょっと信じられないような授業。
古びた体育館に並べた机にまずそうなお菓子を乱雑に配置して、イギリスの勝利と国王にジュースで乾杯した。
もちろん少しは抵抗があったけど、「日本人にとっては悔やむばかりの戦争も、イギリス人にとっては誇り高い勝利の記憶なのかなあ」と感じたのを覚えている。
そんなこんなで、この映画を見始めた時は、それとおなじような「勝利のお祭り騒ぎ」と、王女のお忍び外出が描かれているだけなのかと思っていた。
けど、シリアスな部分もあり、しっかりとした反戦メッセージも感じられた。シリアスすぎず、コミカルすぎずちょうどいい配分。
音楽や街の汚さもロンドンっぽくて臨場感も抜群。
早くまたロンドン行きたいな～！
