このレビューはネタバレを含みます
未見だった「月に囚われた男」を今作の配信を機に観てから観ました。
近未来を舞台に、声を失った男が失踪した恋人を捜索するー。
今回「アーミッシュ」というものを初めて知ったのですが、主人公がアーミッシュであることや、近未来を舞台にしてる必要性があまり感じられず、肩すかしをくらった気がします。
その反面、世界観設定に囚われない普遍的な物語からは「たとえ文明が進んだとしてもひとの本質には変わらないも」というメッセージを受けたような気もして、とても不思議な余韻がありました。
個人的にマーベルヒーローのイメージが強いポール・ラッドの怪演がすごかったです。
劇中で「月に囚われた」と本作が地続きの世界であることがファンサービス的に明かされるのですが、その後の「彼」を描いた映画を1本観たくなります。