ゴーストプロトコルに次ぐ傑作。ゴーストプロトコルと比べて演出面では劣りますが、イマジネーション力はゴーストプロトコル以外の作品と比べて格段にあると思いました。見せ場の密度が濃く、そして撮影も良いので良いショットが多く最高。
前作の完全な続編。お話としては目的が複数動き少しややこしい且登場人物が多いこともありますが、割とそれがどうでもよくなるほどイマジネーションに溢れた作品に思いました。
序盤、雨の中の郵便。ナイトクラブのガラス張りの廊下を歩く、歌手が歌う広間、等々アクション面以外でも見せる画面が多い。そして、お約束のアクションシーンは過去作を超える勢いのあるもの。飛行機から落下、フランスの狭い路地を切り抜けていく、イギリスを全速力で走り回る、そしてラストのヘリ。当たり前のようにノーヘルでバイクに乗るトムがカッコ良すぎますね。
サイモンペッグのキャラがメインにいるおかげで堅苦しさが薄く、特にイギリスでの走り回るアクション一連は笑っちゃいました。ラストのヘリは、画面がシネスコからビスタに変化し、より画面を広く雄大に見せています。そして、謎のヘリvsヘリ、今見るとほぼトップガンマーヴェリックですね。
不満点は、前述したお話の目的が入り乱れて少しややこしい、上に登場人物が多いぐらいですかね。アクションで見せる映画とわかっているので、アクションシーンが最高ならそれで良いんです、そして、そのアクションの密度が比較的高いので飽きずに楽しむことができました。
【総評】
このシリーズで現時点で2番目に面白い、傑作。ゴーストプロトコルの偉大さにはかないませんが、それでもイマジネーション力が強く、見せ場の濃度が高かったため満足度が高い一本