悪夢と激しい雨の夜、暗号とともに指令が運ばれる。
まるで古典小説のような、「ザ！」って感じのオープニングだけど、画が美しくて引き込まれる。
今作は映像の美しさによる作品だと思う。
キャストのかっこよさは相変わらずだし、前作からさらに進んだデジタル技術で継ぎ目もわからないような細かな調整や繋がなされてて、ものすごく緻密なカラーリングとシーンの選択になってる。
そのおかげで格闘シーンもスピード感をそのままに、ものすごい映像表現！
前作ですでにポストジャッキー・チェン！って感じのアクションだったのが、さらに先の表現に推し進められた感じ。
監督は再びのJJエイブラムス。
今の大きな予算の映画を取りまとめられる監督って、きっと本当に選ばれた一握りの人だけなんだろうと思うし、JJエイブラムス監督は上手く映画をまとめてると思うけれど、シーン毎の美しさとは裏腹に、ミッション:インポッシブルシリーズの中では、比較的ワクワク感に欠ける気はする…。
ハントの苦労や葛藤が前作までとちょっと性格が違うからかも。
前作までの続編、っていうのが強調されてて、シリーズを知ってる人には嬉しい反面、今作から見るとよくわからない人間模様なんじゃないかな(最初見たときは前作のことをちゃんと覚えてなかったのであんまりよくわからなかった…)
