たわーりんぐいんふぇるの

つむぐもののたわーりんぐいんふぇるののレビュー・感想・評価

つむぐもの(2016年製作の映画)
4.0
妻に先立たれた挙げ句、半身まひで介護が必要になった不遜で偏屈なおっさん。
一方、人付き合いが苦手で無口、しかも勝気な女。
何故か韓国人。
そのおっさんが、言葉がまともに通じない、無口で勝ち気女に介護してもらうことに。
偏屈 vs 勝ち気な女。
コメディーともなる設定。
それがお互いを思いやるようになる。
年齢の差、さらに韓国人と日本人という設定が絶妙で、介護の理想と現実を見事に表してる。

舞台挨拶で石倉三郎さんが「この作品にでて思ったのは、介護される方にはなりたくないという事。
介護されると言うことは、人間の尊厳を相手に委ねるという事。そんな関係の人に巡り会えるか、と考えたら介護する方に回りたい」と言っていたのを今でも覚えてる。
自分も介護されるようになったら、と考えた。
50代以上は必見の作品。