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カーンチワラム サリーを織る人のnori007のレビュー・感想・評価

3.7
カーンチワラムというのはインドのサリーが有名な産地で、時はイギリスの植民地支配下の時代。サリーを織る職人一家を丁重に描いていくのであたかも観客がその家の住民であるかのような視点で物語が進行していく。

主人公はサリーを織るのは超一流ながら、生活は貧しく娯楽なんてものは何一つない。夢は娘の結婚式にシルクのサリーを着させてあげるというものだがそれすらも夢のまた夢のような貧困状態だ。もう極めて原始的な生活をしているといってもいい。

イギリス人や地主のボスに搾取されているが、なんとか仕事の環境を改善させていこうとがんばる。時には共産主義思想にとりつかれることも。まあこの状況ならそれもやむなしか。。。

この頃のインドは人権なんて意識は皆無に等しいので、家族は様々な困難にぶつかっていくのだが。。。。こんな状況は現在においてもそれほど変わってないんじゃないかと思う。
底辺のリアルなインドの生活を擬似体験したいのであれば見ることをおすすめする。